作業工数を見積る、という事。

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たまには企業ディレクターっぽい記事を書いてみようかと・・・見積作業がたぶん一番多いです。失敗すれば、お客さんにも会社にもデザイナーにも迷惑がかかってしまう重要なタスク。お金に関する問題なので、全工程を把握し、リスクヘッジも含みつつボッタクリなんて思われないようにし、きちんと作業工数分ご請求させて頂く為にミスのないよう心がけています。今回はそんな御見積時に関する、僕が気をつけている点。ディレクターってなんだよ、何してんの偉そうに、って疑問視される方も、少しは身近に感じてもらえるでしょうか?※画像のネコさんは内容と全く関係無いです、申し訳ございません。

個人的に重要だと思うポイントは以下です。

作業の終わりはどこかを決める

「見えない工数」が見えていないと、終わりが無いです。
ラインはきっちり引きましょう。

なぜかというと、
もちろんこちら側の作業が終わらないのを防ぐ理由も大きいですが、
先方が作業範囲を理解していないと、
土壇場で出す「それは出来ません」が問題になる事が多いからです。

また、Web等は特に作業がわかりづらいので、お客さまはどこまでも求めてしまいます。
Webに詳しく無い方は、「向こうが全部してくれる」と思うのは当たり前です。

更にお客さんも、自分の上司やエンドクライアントに説明をする必要があります。
先が見えないプロジェクトは、その方にとっても大変迷惑です。

こちら側からしっかり見積(作業)の内容を事前説明をし、ライン引きをしきましょう。

でもここ、難しいんですよね・・・

見積もるという事は、プロジェクト全体を俯瞰する事

上記、「作業の終わり」に関係しますが、
見積を出す段階で、全貌は把握しておきましょう。

お金に関する事なので、リスクヘッジは行うべきです。
これは、単発の軽い案件でも、できれば行った方良いです。

例えば
「うちのサイトに○○の機能実装したいから見積もって」
という時、
「あー、あの機能はjQueryでサクっとじゃん。1日作業だ」

ではなくて
入ってるCMSは何か、サーバはどうか、既にjQuery等を使って無いか、
機能に関する要望詳細は何か、などなど

特に初めての案件の場合はきちんと考えておいた方が良いと思います。
草案で見積もって、
結局何倍もの労力がかかってしまう事、多く無いですか?

「急ぎ」だとしても、「設計するので待って下さい」 と、
多少逃げを作っておいた方が良いと思います。
※「概算」で逃げるという手もありますが・・・

だから気軽に「見積もって」って言って欲しくないんですよねゴニョゴニョ・・・

常連さんの場合は過去の単価をチェックする

見積ロジックがしっかりしていれば問題無いと思いますが、
色々事情が絡んで額が変わってる事があります。
過去に出した額から急に値上がった物を提出すると、
その場では説明次第で通ると思いますが、
信頼という点では少し危険です。

上げる場合は事前に説明をした方が無難じゃないでしょうか

値引きの理由を求める

良くある値引き。

お得意様だったりすると、快く受けてしまうのですが、
理由無しですぐに値引いても、逆に怪しいです。

こういった事は、お客さまから直接言われずに
「言い値じゃん」って思われてる事にもなりかねない・・・

お値引きの理由はしっかり先方からお聞きする形で、
「相談の結果、お値引き」という のが理想じゃないでしょうか

作るだけが作業じゃない

※この部分は是非クライアントさんに見て頂きたい・・・
制作側の方はわかってると思うんですが、一応書いておきます。

たまにお客さんに嫌がられる
  • ディレクション/進行管理費
  • アートディレクション費
  • 企画費
  • 設計費
  • 作業管理費/営業管理費
などの項目で立てられる「お客さまから見て見えずらい費用」
要するに実際に作るところ以外の部分。

これらを請求させて頂くには、それぞれきちんと理由があります。
(※もちろんこれらを請求しないところもあります)

言い換えると

大体「考えるのに1日」「作るの半日」だったりしますし
設計の段階で、作業がほぼ終わってる事もあります。
※物によりますけど

また、物を作る仕事は、
ヒアリングや打ち合わせ、電話による詳細確認などが非常に重要です。
これは、実際に作る段階に来てしまえば、
無料で行なっていくととても辛いものがあります。
先に述べたように、「考える方が大変」な事が多いからです。

更に、ドッグイヤーとも呼ばれる業界の場合、
付いて行くにはそれなりに環境設備が必要です。
環境を整えないと、お客さまの要望に沿えないから、環境を整える必要があります。

そしてディレクション/進行管理。
物を作るには船頭が必要です。
もしディレクション等を行わないのであれば、
お客さんが全てを指示する事になってしまいます。
行なえる場合もありますが、リスクは背負えません。

こういった理由で、
「お客さまから見て見えずらい費用」がどうしても必要になってしまいます。

※繰り返しますが、無料の場合や、一切請求しないところもあります。
むしろ最近は多いかも?それは理由があってですねゴニョゴニョ….

あとがき

もちろんまだまだ重要な事はたくさんあります。
お金の部分は一番大事な事ですからね。

お客さまも、色んな都合で簡単には引けない部分。
しっかりしておきたいです。

※しつこいようですが、見積はそれぞれ考え方が大きく違いますし、
制作側のスタンスによって、利益を上げるポイントが違うので、
あくまでも個人的な考えと思って参考にして頂ければと思います。