機能美こそが最優先?

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lessisbest デザインってなんですか?

この質問と答えって、いたるところで議論されていますよね。
デザインは設計。こんな悲しい翻訳は無いと思います。
「良いデザインですね」この真意は「見た目が美しい」と、美しさを讃えていたり、専門的に見て「導線がしっかりしていて素晴らしいですね」と評価していたり(設計)多くの意味を含んでいると思います。(発言した側は特に意図していなくても)

設計はもちろん重要なデザインファクター。
シンプルでわかりやすい機能美は非常にハイレベルでハイクオリティなデザインだと思います。

特にWebサイトの場合、目的やターゲットがある程度絞られ、その中でいかにコンバージョンに到達できるかが重要になってきます。
設計が疎かでUI/UX面でストレスを与えてしまえば本末転倒。
限られたユーザーの時間の中でいかに効果的なシグニファイアから導線を、シンプルでキャッチーな見出しから適切なコンテンツを提供できる事が理想だとは思います。

が!
果たしてそれがイコール「デザイン」なのかどうか。

よく言われている「装飾」の部分は決して悪では無いです。
むしろユーザーはその「装飾」を優先する事もあり、ブランドを伝える上でも非常に重要要素です。
また、時には「設計」を損なわれていてでもこれらを必要とする場合があります。

UI的、設計的な美しさのあるモノ”は”良いデザイン。
これはYES。

シンプルでわかりやすいモノこそ”が”良いデザイン。
これは必ずしもYESとはならない。(対象者やケースに依存する)
Webサイトの話だけで言うとYESのケースが多いかもしれませんが、、、(あとアプリ)

ではWebから話を変えて、例えばこの時計「The Quenttin」

一時期、海外セレブなんかが良く付けているのを見かけていた時計ブランド「jacob & Co.」
とにかく高くてブリンブリンなモノが多く、本当に流行っていました。
jacob & Co.のサイト。他にも奇抜なデザインが多いです。

jacob & Co.のサイト。他にも奇抜なデザインが多いです。


で、このThe Quenttinですが、トゥールビヨン搭載というわけあって(?)
ぜんっぜん時間が見えない!
あのJACOBがこのような奇抜なデザインを発表し、更に限定生産(?)という事で新しいモノ好きなセレブ達なんかが食いつくわけですが、好きな人には好きなデザインだと思うんです。

マーケティング観点で言えば、奇抜なデザインで更に限定生産という事の話題性、そして価格帯と市場規模。
ターゲットに当てはまる人たちからすれば「待ってました!」「さすがJACOB!」「こんなデザインがずっと欲しかった!」と、むしろ作ってくれてありがとう!という感じでしょう。(ただ、そもそも「時計」が「時間を見る目的でつけているか?」って言われると、もうラグジュアリー的な扱いなのでこのデザインが成り立っているのかもしれませんが)

もう1つ、
ALESSI(アレッシィ)のKETTLE WITH MELODIC WHISTLE
というヤカン。
912889_fpx その名の通り、メロディ(というか和音?”ミ”と”シ”の音らしい)が沸騰時に聴けます。
見た目はめちゃくちゃカッコイイ!美しい!
しかし、穴は小さい注ぎ口しか無いので中が洗えない!お湯を注ぐ時?トリガーのような取っ手があるのでそこに指をひっかけて・・・って熱すぎて無理!!しかも2〜3万もする!なんて素敵なの!!!

と、色々犠牲はありますが、この製品もかなり昔からの人気で、虜になっている人が多いです。(ちなみに僕は所持していません)

こういった製品、他にも建築ですかね、顕著に奇抜デザインが現れますが、
ここで自分が感じる事は、良いデザインとは、必ず一般層に受けるデザインじゃなければいけないのか?
必ずしもそうでは無いと思います。

デザインの好みは人それぞれ。
いや、全てにおいてモノというのは好みがあります。
全ての人が納得するデザインというのは、ある一定のクオリティを想定しクリアする程度で、本来必要なのは、その対象そのものの本質的デザインをしてあげること、そのもののデザイン性を引き出してあげたモノこそが良いデザインなんじゃないでしょうか?

あ、ちなみにThe Quenttinは4〜5千万円するそうです…