富士フイルムに学ぶ。異色ブランド『アスタリフト』とブランディングについて

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今更ですが、『富士フイルム』のブランド戦略が凄いなぁと思いました。

富士フィルムといえば、もちろんカメラ・フィルムが一番有名ですよね。
しかし最近では、化粧品のCMもバンバン出してますよね。
高精細な技術が化粧品開発に活きるようです。

で、その富士フイルムの化粧品。『アスタリフト』
価格はけっこう高いようです。
この富士フイルムの化粧品ブランドこそが、
富士フイルム全体のブランディングに貢献してるなと感じました。

コレがなければ、もしかすると企業イメージはずーっと『写ルンです』のままだったかもしれません。
(いや、嘘です。すいません。FINEPIXとかチェキとか医療器具とか、他にたくさん素晴らしい部分あります、ごめんなさい)

それと富士フイルムは、医療機器関係にも強いですよね。
実は20年以上も手がけているそうです。
更にレントゲンフィルムなどは70年ほど前から。
(この部分がフックになり、医療機器開発が進んだのかもしれませんね)

実は事業規模で見ると、医療機器関係の方が大きいそうです。
つまりシェアもブランド力もあるという事。
この部分を一般に打ち出す事は、同社のブランド確立に大きく貢献できると思います。
最近のCMでは、ブランディング戦略として、ちゃんと出しているのは素晴らしいなと。

そして先に挙げた化粧品ブランド、アスタリフト。

これはこういった医療機器関係から発展した物らしく、
医療分野は「治療や予防をする直接的な物ではない」との観点から、
これからは治療・予防を行え、人々のクオリティ・オブ・ライフの貢献に役立てたいと、
素晴らしいスローガンを挙げ、「アンチエイジング」という観点から開発を進め
結果として、同社の持つ最先端技術での化粧品分野参入が行われたようです。
ブランディングというのは、イメージではなく
歴史や経緯、実績が大きく関わり、コンセプトや理念が人々の心を大きく動かすのだなと再度感心させられました。
とは言っても、富士フイルムブランドとしては化粧品を同社名で出すのは、抵抗があったと思います。
色々なジレンマがありつつも、医療機器関係の件もあり、このような経緯になったのかもしれませんね。

で、気になるのが売上なのですが


富士フイルム アニュアルレポート2011より

この「インフォメーションソリューション」内にある「メディカルシステム・ライフサイエンス」の部分が該当します。また、この中の一部が化粧品分野です。

つまり売上全体からすると、同社にとっては微々たる物です。
(これから発展するのだと思いますが)

しかし、この分野が、富士フイルム全体のブランディングの貢献に大きく繋がる事は間違いありません。合わせて医療機器など、同社の持つ技術力をアピール出来ているはずです。

技術こそが最大のブランド訴求になるのだなと、良い事例だなと思い、勉強ついでに書かせていただきました。


アスタリスト – 富士フイルム
http://shop-healthcare.fujifilm.jp/products/skincare/astalift/index.html