紙デザインとWEBデザインの違いを考えてみた

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よく本とかでも書かれていますし、
人によって考え方が違うのであまり書く気なかったのですが、
自分の勉強のタメにと、思った事を書いてみます。

作法が違う

良く出るお話。

紙デザインは媒体によって大きく求められる物が変わります。
  • 雑誌
  • 新聞広告
  • チラシ
  • パンフレット
  • 看板
  • 専門誌
ここではあれてこれらも紙デザインと呼ばせて頂きます。

これらは大きく目的が分かれる事があります。
広告系にはインパクトが、事業案内などのパンフレットには
中身をしっかり伝える可読性とブランディングが、など。

逆にWEBサイト
  • オフィシャルサイト
  • 販促サイト
  • SEOランディングページ
など、どれも当然「WEBページ」というくくりなので、
そこまで違いは無いにしろ、その中での目的がはっかり分かれます。

しかし、
紙とWEBで大きく分かれる特徴としては

WEBサイトはSEOやユーザビリティ、アクセシビリティ、プログラミングなど、
機能的なデザインが必要になり、
デザインはユーザーが何かするような「行為」そのものが無い為に
視覚的要素が最重要視される点です。

WEBデザの制限

WEBディレクターとして僅かながら活動させていただいている経験としては、
思うにWEBは「パソコン上で情報を効率的に取得できる為にデザインする」事が
重要な要素だと考えています。

それにはAjaxによるDB読み込みや、クリックしやすいユーザビリティ、
更新性を考えたCMSの導入、アーカイブ化し情報を集約化、そしてSEO。
これら全てを考慮する為のデザインとなると、かなりの制限になってきます。

サイトによりますが、全てを網羅させる必要は無く、
逆に、このサイトに一番必要な物をピックアップし設計する事が必要です。

デザインに影響する点で最も影響があるのはユーザビリティではないでしょうか

常にヘッダー、サイドバー、フッターなどを要することがあるWEBサイトでは、
そこで既にデザインがされている為、各ページを完全に切り分けて考える事ができません。

また、リンクによる動作が必要になる為、どうしてもリンクを優先させる為に、
ページ内の伝えたい情報が弱まることがあります。

このバランスこそがWEBデザインの難しい点かと思っています。

紙デザの制限

では紙デザインでは制限が無いのか?
というと、そうでは無いと思う。

紙で言うと、ユーザーの行動パターンは
  • 雑誌のページをめくる
  • 街の看板を見る
  • パンフレットを持つ
といった、人間の生活に合わせた日常的な行動に影響されます。

持つ/見る/めくる
これらは紙の質感や重さ、光、場所など、
違った視点で提案する必要があり、デザインする為に考慮しなければいけないと考えます。

これは全く違う物、例えば
  • 隣のページ
  • 隣の広告
  • 看板の位置、街、天候
  • 見る場所(売られている場所)
などが競合、対象になってきます。

つまりユーザーの日常を考慮する必要があると思います。
全く違う 対象が存在する紙デザインは、WEBデザインのように
パソコンの中というくくりだけでなく様々な物との差別化をする事が、
デザインする上で重要になってくると思います。

機能的かつマーケティング要素も求められるWEBデザ


拡大する情報と様々なモノとの連携。
そしてユーザーが使いやすく、見せたい物を誘導させるようにデザインし、
検索エンジン、パソコンという大きな枠の中でデザイン(設計)する難しさ

人間工学的な整理とインパクトを求められる紙デザ


日常を想像し、リアルな質感や惹きつけるインパクトをデザインし、
決められたページ、配置の中で全てをデザイン(伝える)という難しさ

目的と作法による違い

ターゲットを想定し、誰に何を伝えたいか。

全てにいえることですが、この違いをはっきりする事が重要で、
両者には見た目の美しさと並行して必要な「何か」があります。

この違いが大きく違う為、 デザインに大きな違いを生むと感じました。

 

 

雑感

最近、パンフレットや広告枠などに関わる事が増えてきて、思うところがたくさんありました。
僕はWEBから入っているので、色々と困惑しましたが、
聞くと、逆に紙から入ってる方で「WEBはそうじゃない」と言われるような事が多々あるようです。
iPadやKindle、ゲーム機や電子広告、テレビ・ラジオ等とのクロスマーケティングなど、
これからも新しい物が増えていく世の中でデザインする事の目的と違いを自分なりにはっきりしたいと感じます。

賛否両論ありそうですが・・・ご意見あればお気軽にコメント下さい。