踏み出せない一歩

1 small step

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あるタスクがあったとする。

そのタスクは、ぼんやりとは理解しているが、まだ自分の中でも整理しきれておらず、ふわふわと形作れていない状態。
なとなく「重いタスク」「辛いタスク」といった感じ。

大体そういう嫌な仕事は、後回しにしがちだ。

目の前にある、比較的「早く終わりそう」な仕事に手を付けて、回転率を上げているかのように。あたかも凄い量の仕事をしているような感覚で仕事をこなして、自分ではほどほどの満足感を得られ、ふと気付いたら夜になっていて”重いタスク”が次の日へと回っていく。次の日も、また次の日も、頭の片隅にはいつも気にかかって置いてあるが、どうも”重い”という、なんとなくの感覚にとらわれしまいギリギリになって焦ってやる。

この「なんとなく重い」というのが非常に厄介で、印象から大変そうな仕事と自分で勝手に決めつけてしまっているケースが多い。

いざ取り掛かってやってみると、意外に「あれ?結構簡単かも」ということもある。

”なんとなく重いタスク”というのは、まず精神衛生的に悪い。日がまたぐことで”なんとなく更に重いタスク”とレベルアップしていく。風呂に入っているとき、トイレにいるとき、寝る前、朝起きた時、ふと気づくとこの”なんとなく重い”ヤツが顔を見せる。

タスクが整理されていない為に、まず整理しなければ取りかかれないと思うが、自分が勝手に作り出したこのモンスターのようなタスクは、まず気分が乗らないので、考えることから逃げがちだ。この、まず考える。整理することの一歩は非常に大事なのだが、なかなか一歩踏み出せない。例えるなら、冒頭の画像のように、仄暗い湖のように、何が潜んでいるかわからない場所を歩こうとしているような感覚。

と、ここまでは言い過ぎだが、
こういった経験で失敗してきたことのある人は、まずこの「なんとなく」が怖いので、なんとなく重いタスクはすぐに整理して頭の中をスッキリさせるはずだ。

やり方は人それぞれだと思うが、この辺りの事を曖昧にしておくことはスケジュールありきの仕事で動いている人間にとっては致命的。こういったものほど、真っ先に取り掛かっておきたい。

僕はクリエイティブな仕事ほど、こういった感覚こそ大切だと感じる。