キャッチコピーをより効果的に『読ませる』為に。

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※フォント等の話しでなくて、今回は『「文章」にひとつまみのスパイス』程度の内容です。


お客様に頂いた原稿。
そのままコピペってませんか?

コピーライターさんが味方についてれば良いんですが、
WEBの場合、お客さんからの完全支給も多々あります。

そのまま使ってもいいと思いますが、
ワンランク上のおっさんは、素晴らしいデザイナーさんは、
言葉の意味を汲み取り、それを最適な形で表現する為に、
言葉自体に工夫を施したりします。

※ワンランク上のおっさんとは はいゴメンナサイ

支給文章にひとつまみ。

例えば『人間』の文字。

[ 人間 ] = 文学的 生物学的
[ にんげん ] = 文学的 叙情的
[ ニンゲン ] = 科学的 漫画的
[ NINGEN ] = にんじゃ?(・´ェ`・)

人間って単語だけだと微妙ですが、
これが文章になるとまたリズムが変わり、

[ 人間だもの ] = うん。まぁ普通。
[ にんげん だもの ] = 人らしい、心の内面が背景に見える(気がする)
[ ニンゲンだもの ] = なんとなく悲しみが伝わってくる(気がする)
[ NINGEN DA MONO ] = 新しいゲームの名前ですか?(・´ェ`・)

使いどころ。

本文中はそこまで気にしなくてもイイと思います。
ただ、
  • 『 』を使う等して強調する場合
  • キャッチコピー
  • 見出し
など、一目で読ませる、重要な部分なんかは
こだわった方が良いかなと思います。

本文中の文言にこだわるならば
  • 句読点やひらがなを多めに
  • 改行位置
  • 表記揺れ
  • インデントやナンバリングを使う
  • 太字、下線、引用などを適用
辺りは気を付けたいですね。

句読点やスペース

文字詰めが上手い人っていますよね。
見た目的に整ってるだけじゃなく、言葉にテンポがでます。

ただ、それだけじゃなくて、けっこう句読点の打ちどころが大事
これは本文でも必要と思います。

なぜかというと、文章を読む際
人間は頭の中で自然に音読しています。

この時、読まれる際のスピード感を出したり、
句読点で止めて、対象の言葉の意味をしっかり伝えたり
文章のテンポ、リズムを生み出して
言葉をより伝わりやすくする事ができます。

個人的には、最後の「。」を入れるか入れないか
も大事かなと思ってます。

『嫌な事だってたくさんある 人間だもの』
だとすると
『イヤなことだって、たくさんある…。 にんげん だもの。』

んー・・・僕じゃ力不足。

 

素晴らしいコピーの例を見てみましょう。

※個人的意見


自分至上最高カレシ / サントリー烏龍茶

烏龍茶ですから、漢字が並んでるとソレっぽく見えますよね。
ただ、これが全て漢字で「自分至上最高彼氏」だと、なんか固いし怖い。

彼氏をカレシに変えて女性ターゲットも視野に入れつつ、
そしてカタカナの「カレシ」に変える事で、若い女性の口調に見える不思議。
「20代の女性が手帳とかに、メモしてる文字」みたいなイメージ。

そして気付いてるかもしれませんが、「史上」ではなく、「至上」
歴史上という狭いくくりではなく、
「この上なく最高」という意味を出したかったのではないでしょうか


何も足さない、何も引かない / サントリー山崎(ウィスキー)

有名過ぎる名コピー!これは字面が好きです。

「足さ」「引か」しか違いがなくキレイ。
そして最後の「。」は無し。
ウィスキーは余韻を楽しみたいですよね。
だから最後は止めちゃダメなんです。


少し愛して、ながく愛して。 / サントリーRED(ウィスキー)

こちらは大原麗子さんのCMで一世風靡したコピーですよね。
83年のCMらしいんですが、僕も記憶にあるぐらいですから。

これはCMの字面では「ながく愛して。」と表示されていますが、
CMでは「ながーく愛して。」と聞こえます。
縦書きで、更に独特の書体な「く」のせいか「長~く」にも見えます。
今度は最後に「。」有り。
なんとなく、大原麗子さんが発する声の「て」って、「てっ♪」
って聞こえませんか?
「て。」と、しっかり止めて音のリズムが出てる印象です。
(てって てってややこしいな)


まさか、もしや、オレの血圧が、ひょっとして、ひょっとするかも! / サントリー胡麻麦茶

ひらがなを多用し、句読点をしつこいくらい入れています。
でも、リズムがありますよね。「、」毎にテンションが上がってる様が見られます。

・・・まさかっ!もしや!?
オレの血圧がっっ!ひょっとして!?
ひょっとするかもー!!!うっひょぉぉぉぉ!!!

 

ぼく、けっこうサントリーのコピーが好きなんですよね。
キャッチコピーは全てサントリーより引用
http://www.suntory.co.jp/

キャッチコピーの表現別 グラフィックス [単行本(ソフトカバー)]
という本で、色々紹介されています。
キャッチコピーの表現別 グラフィックス

雑感

言葉だけで魅せられる事がたくさんあります。
言葉には、たった一文で書いていない背景部分を伝えたり、
人にイマジネーションを与える力があります。

僕はこれを上手く「読ませるデザイン」にしてあげる事で
言葉のリズムと強弱、インパクトが変わり、
とても素晴らしい物が出来上がると考えてます。

それと、もちろんフォント選びも大事ですね。
これは誰もがこだわる部分なので割愛。
(というか皆詳しそうで書けません。。)

そしてイメージ写真!
これはデザイナーさんの腕の見せ所じゃないですか?

相乗効果は倍の倍のばーい!

バイバイ