建築的なディレクションを

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普段から気にかけていることがあります。
ディレクターだけでなく、営業代理店など、あるいはお客さんなど、よく仕事をしていて感じさせるのが、この仕事(タスク)は誰の仕事だ?と。

まぁ取りまとめて、役割分担するのがディレクターの仕事でもあるんですが。

仕事って、責任を取りたがらない部分も人によってはあると思うんですよね。責任とは言わずとも、単純にやりたくない、とか。そういうのが大体下請けの方に回ってくるんですけれども。

その取りまとめっていう部分、単なるパイプだと思ってる方が多いかなと危惧してます。
そもそも、ディレクターって何?ディレクターって必要なの?とか言われますけど、正直、このパイプだけやってるならディレクターいらないですよね。誰でも出来るし。

パイプするならフィルターを

ディレクションって大きく2つ、大事な仕事があると思っていて、
それは「品質管理」と「進行管理」

人によるけど、これに「予算管理」なんてのも入ってきたりしますね。(使うという意味での予算ではなく、お金を呼べるところまで出来るならプロデュースの範疇かなと思ってます)

「オレは進行管理だー!」
みたいな感じで、ただプロジェクトを進める為に橋渡しだけのディレクションやってる人、たまにいらっしゃいますが、それはただのパイプ役。

お客さんの要望をデザイナーに伝える。
デザイナーの考えをお客さんに説得する。
これはもうデザイナーが直接行った方が早い。
だからディレクターいらないとか言われるんですよ。

そうじゃなくて、
例えばお客さんの要望があったら、そもそもそれが必要かどうか、ビジネス的に見て、マーケティング的にみて、Webのトレンド的に見て、どのようにするのが最適か。予算との兼ね合いはどうか。中・長期で見た時、それは今必要なのかどうか。

もちろんそれはデザイン、SEO、プログラム、トレンド等、端的なものの視点だけではなく、会社だったり人だったり社会だったりを俯瞰して最適なモノを考える。
そういったフィルターの役目を担ってないといけないです。

建築的なディレクションとは

タイトルにもあるような「建築的なディレクション」というのは何を言ってるのかと言うと、ここまで挙げているのは、単に橋渡しをするのは良くないって事を書いてますが、まさにそれでは全く建築的では無いはずです。

プロジェクトを進めているのは、モノを作ってるのはデザイナーやエンジニアと、そのお客さん。
この調子だと、ディレクターは予算とスケジュールだけを調整してるだけですよね。それでも良いとは思うんですが・・・

あんまり意味無いかな。。

Webディレクターって、Webの構築プランとか管理とかしてるだけじゃ物足りないかなーと思ってます。競合分析とか?アクセス解析とか?それも、もちろんですけど、
たまにはクライアントのビジネスプランに口出しても良いんじゃないでしょうか?
僕は割りと、直接的じゃないですけど言う事にしてます。
だって、そこがブレてたら表現出来ないですからね。ビジネスそのものを変えて、という事ではなくて、質問しながら整理してもらうというか・・・

マーケティング的な視点で、外から刺激してあげると「あ!なるほど!」と、お客様の中でどんどんプランが固まってくる事があります。たまにはプロダクトコーンとか、SWOT分析とかをまとめて、PDCAを提案して、、(ってそこまでやるとコンサルの領域かもしれないんですけど)

そういった過程でまとまったコンセプトを軸にして、チームで共有します。もちろんディレクターは一番理解してないといけないです。この軸を持った時点で、各メンバーやお客さんを繋ぐ際に、コンセプトっていうフィルターをかけてあげれば自然と取捨選択されます。

出来るだけディレクターはここに専念した方が良いですね。

これをする為に、綿密に打ち合わせを重ねるべきです。
お客さんも「窓口」と「責任者」とでは、意見が違います。そこの食い違いも打ち合わせを重ねる事で調整を促します。

反面、デザイナー、エンジニアの意見を取り入れ、お客様にはご理解頂きます。
(変な言葉で言えば啓蒙する、という感覚)

そういった見えない部分の調整が、建築的なディレクションを生むんじゃないかなー、と、そう思いました まる