納品をスムーズにする為のポイント。

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僕はある会社でディレクターを担当しているのですが、月に数本、何かしら納品しています。時にはリニューアルだったり、時には部分的だったり、時には新規構築だったり。そして、時には制作をしたり、時には外注さんへの指示出しだったり、スケジュール管理だったり、大体の事を噛んできます。その都度、様々な方々と一緒にプロジェクトを進め、色んな部分を調整するのですが、納品を行うには色んな困難があります。「依頼のあった物を作り、納品する」一見シンプルですが、本当に難しいです。

今回は「納品」についてのお話し。
納品時ではなく、いかに納品までスムーズに持っていけるか、という点についての1つのポイントです。

とにかく納品を成功させるには・・・

1に納得感。2に背景。

単純に「クオリティの高さ」もありますが、先方(担当者)の納得感は私たちが考える一般的なクオリティとは少し違った視点で存在する事も多いです。例え「一般的に良いとされている方法」が実装されていたとしても、絶対にYESと言わない人も居ます。
100人中99人がYESと言ってもNOという人も居るでしょう。

それはなぜか?
簡単です。プロジェクト実施にあたり背景が存在するからです。
Webの話になりますが、Webサイトを構築する時、依頼主は何かしらの魂胆(良い意味でも悪い意味でも)があります。それは例えば「自社の良いところをもっとアピールしたい」場合も「自社の悪いところを隠したい」場合もあります。

更に具体例にしてみると、
「フルFLASHのようなサイトを、一切FLASH使わないでHTML5などで”100%完全再現”できるハイクオリティな制作」ができたとします。色々メリットありますよね。しかし、AdobeのFlash紹介ページでこれをやるかといったら、やらないでしょうね(どうかな、やりそうな気もする・・・)仮にmacromediaがまだ買収されずにAdobeがLiveMotionを絶賛発売中だったら、と考えると、ますますやらないですよね。

同じような背景は、会社として必ずといっていいほどあるはずです。
その背景あってこそ、依頼をしたのかもしれません。

このような政治的背景なんてくだらないよ、とか、良い物が良いに決まってる、とか。もちろんそういったカッコイイ仕事してたいですが、請負の場合、全てそのような事が可能では無いですよね。その人・会社が「良い」と判断する理由は様々です。

もう少し話を落としてみます。
「窓口担当者」と「承認者」この関係はとても大事です。窓口の方が色々とコントロールしますが、大体は上に確認をどこかの段階でとります。この場合、本当に聞きたいのは上の声。しかし直接聞けない事も多々あります。この時にどうするのが良いかというと、「窓口の人が動きやすいように進行を調整する」

具体的にしますと、
社内プレゼンがある場合、担当者は現時点で何かしらの状態を見せる事になるはずです。
その何かしらの状態のもの、制作側から見てもかなり中途半端なはずです。基本的な事ですが、そのような時はA案だけでなく、B案を作っておくと良いと思います。担当者がそうお願いしてこなずとも、その人がプレゼンの為に上手く料理できるよう、素材を用意しておく事です。
向こうの事情なんだから、こちらは関係無い、なんて思っていると、後で痛い目見る事があります。
このような時は、担当者と制作者がチームになり、相手は上司になります。

上記はあくまで一例ですが、こういった利害関係を把握しておかないと、プロジェクトは極端に遅くなります。

納品の遅れは請求の遅れに繋がる事も多くないですか?
遅れは単なる遅れではなく、機会損失です。その間、様々なことが出来たかもしれません。
より早く、スムーズにプロジェクト進行ができるよう、心がけたいものですね。

それともう1つ

もちろん、こんな事すっとばしてクオリティだけで勝負するのも良いと思います。
それには1つハードルがあって、それは「圧倒的である事」
良いだけじゃダメです。あくまでも圧倒的なクオリティである必要があります。
なかなか難しいハードルです。

ポーゥ