” 神は細部に宿る ” じゃあどうすれば良いんだ?を細かい部分に落としこんで具体的に考えてみた。

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建築に限らず、そしてデザインに限った話でもなく、作られるモノ全てに共通する、そう、アレです。神は細部にナンチャラカンチャラ。頭や理論は理解していても、具体的に落としこむ、あるいは制作中は見えなくなってしまうものです。じゃあ具体的に考えておくことで、実践で活動できればなーと思いたったので記事に。ちなみに書き始めは年明け早々1月1日、遅く起きた午後、いやもう夕方。頭痛いっす。そんなわけで本題どうぞ。

例えばWebサイト

さん・おいけ オンラインストア
http://www.sun-oike.co.jp/webshop/
キャッチコピーの漢字にルビをふっています。
ひらがなの柔らかい雰囲気がプラスされ、
更に下部にあるナビゲーションの縦ズレがリズムを生んで楽しいです。



IKEYAN WEB
http://www.ikeyan.jp/
「Twitter」等の見出しに、わかりやすく、小さなアイコンが添えられています。
かなり小さいので気付きづらいですが、全体を上手くひき締めてくれていると思います。



The Online Portfolio of Mark Hobbs // Designer
http://markhobbs.net/
薄く柄を入れた背景や、部分的に丸を半分用いたりなど、
短調になりやすいデザインに細かい装飾というエッセンスを加えて
全体のクオリティを上げている印象です。
これがなければ一昔前のデザインになっていたかもしれません。



ThinkLuke
http://www.thinkluke.com/
ヘッダーまで突き抜けたバイカーや、モニターを飛び出したゴルファーなど、
躍動感のある写真により躍動感を加えてインパクトが出ていると思います。
バイカーのヘルメット部分、ここだけDIVで付け加えてますね。芸が細かい・・・


例えばTwitter

例えばサイトへの誘導やフォロワーを増やす事など、何か目的を持ったアカウントの場合。
人の容姿や成果物をバカにするのは良くないと先生に言われてるので以下サンプルは自前です。


こんな感じだとちょっと説得力無いですよね。言葉も足りない感じで伝わりません。
アイコンはデフォルト。変えた方が訴求力はあると思います。
あ、これはTwitterの物ですね。すいません。 別にタマゴアイコンをとやかくいうつもりはありません。タマゴ好きだし。


言葉をしっかり伝えるなら理由などもはっきりした方が良いですよね。
でもプロフがこんなだと説得力が・・・・


正統派でしっかり伝えるならこんな感じ?ちょっとやりすぎだけど・・・

でも、手間としてはそんなに大した事ではありません。
少し拘るとこんなに印象が違うものです。

例えばメール

これでクライアントは改善点を理解できるでしょうか?
デザイン画を見ただけで、
「なるほど」といえるだけのデザインになっているのでしょうか

メールでも、少し工夫すれば明確に伝えられる事ができます。

例えばツール


検索窓にWと入れるとタグから候補を出してくれる。
よくある機能ですが、これがあると無いとでは感じるストレスが大違いなはずです。

例えば手紙


僕の大好きなシーリングワックス。
古くから使われている物で、なんだか高級感があり、開けるのがワクワクしますよね。
「きっと楽しい報告が入ってる」そんな気分にさせられます。
蝋を溶かしてスタンプするのですが、良い一手間です。
これで裁判所とかの通知勧告とかだったら凹みますけど。

更にもう一手間。
これはもう開ける前から、なんだかピンクです。
間違いなく恋愛系ですね。
こんな封筒が届いたら、もらっただけでテンション上がりますし、
中身もなんとなくわかって、より開ける楽しみが増します。
これで増税のお知らせとかだったら大分凹んで立ち直れません。

例えばシャツ

こんな感じの、普通のワイシャツ。まぁ普通ですよね。
オシャレとは程遠い、普通の、いわゆる衣類です。
ちょっとサイズもイマイチですね・・・



完全に僕の好みですけど、
最近流行りの、ちょっとしたトリコロール等のワンポイントがあると、
大分雰囲気が違いますよね。
チラッと見えるワンポイントが、オシャレな雰囲気を与えます。
「オシャレをしてる」と感じさせます。

これらに共通すること

「少し手間を加える」これだけなのですが、
ゼロからこの「少しの手間」 を生み出す背景には、
数十通りを試行錯誤しなければいけません。

少し手を加える事は難しい事で、時間がかかる事です。

しかしその時間と手間が、 結果少しだけの変化だとしても
その少しの変化がクオリティに繋がる

これは間違いありません。

”神は細部に宿る”

この言葉の表れでしょうか。
iPod裏の鏡面仕上げは、ほとんどの人が気付かない程の、
ライトを当てて反射光でやっと発見できる
小さな歪みがあった場合でも作りなおすそうです。

「万人が気付くか」と問われたら、必ずしもYESと言えない場合もあると思います。
気づかない人は全く気づかないことも。

ただ、「誰もわからない小さな事だろう」と思うような
小さいことが、大きな差を生むことがあります。人生と同じですね。

ただ、この言葉、単純に「細部が重要」って言葉じゃないです。
細部は全体に統合され、全体的な価値が重要って意味もあり、単純な解釈ではダメかなと思います。細部に拘り、全体としてのクオリティを上げていくというような・・・奥の深い言葉ですね。