「デザインの神様」と呼ばれる人は他にもいくつか居ると思いますが、ブルーノ・ムナーリの哲学的、かつ心理学的なデザイン論がとても好きです。というのも、最近彼の”芸術としてのデザイン”という本を読んでたのですが、自分が思うデザイン論が彼の思想を受けてるなと感じ、非常に感銘を受けたので自分の言葉に置き換え、また一部抜粋し記録しておきます。
デザイナーとは何か?
曰く
”美的センスを持ったプランナーである”
デザイナーと呼ばれる職業はたくさんあります。
グラフィック、インダストリアル、そしてWeb
それぞれに共通することは、
良いものを作り、良い結果を出すようにすることだと思います。
”良いデザインの製品はよく売れるはずだ”
”ポスターの仕事を頼む時、なぜ美術家ではなくデザイナーが呼ばれる”
ポスターをデザインすること。
それは見る人の注意を引きつけ、誘導をすること。
その手法はデザインであり、
また、それに必要な技術や知識をデザイナーは知っている。
デザインはアートとは違い、装飾することでもありません。
装飾はデザインの一部であり、
何かを付加させることでなく、
本来良いと思える姿にすること。
つまり、アーティストでは無い、ということでしょう。
葉は葉。瓶は瓶。
”美的センスは時代と共に移り変わる”
アール・デコの色彩は、淡く自然と溶けこむ。
その美的センスで、昔は道路標識なんかもデザインされていたようです。
その淡い、精細なデザインは現代の標識などに用いるデザインには向いていません。
現代では、モノは本来あるべき姿、そして合理的に、必然的に形作られています。
たとえば瓶。
それは何か液体を注ぐために、合理的にデザインされます。
それは葉が、
葉としての形を作るように、合理的です。
幹、脈、色、形、向き、全て合理的に形成されたデザインです。
しかし、同じ木でも葉一つ一つに違いがあり、
同じような木も、全く種類の違う木もあります。
付加するのでは無く、シンプルにデザインされます。
では装飾としてのデザインは?
美的センスを沸き立てる美術としてのデザインは?
これも、人の心理を動かす機能の一部として、
デザイナーは取り入れるべきです。
だから装飾=デザインではないんですね。
一つの機能として、必要な分だけ取り入れます。
合点がいきました。
ブルーノ・ムナーリとは?
“ブルーノ・ムナーリ Bruno Munari
1907年10月24日ミラノ生まれ、1998年9月30日没
イタリアの美術家。
美術家、グラフィックデザイナー、プロダクトデザイナー、教育者、研究家、絵本作家など、
ムナーリには多くの顔があるため、その全体像が掴みにくい。
“VIA:Wikipedia
「役に立たない機械」などを発表。
日本の建築的な考え方と、伝統的なデザインが好きだったようで、本の中にも登場します。
VIA:ブルーノ・ムナーリ / 芸術としてのデザイン
ほんの一部、僕なりの解釈と僕の考えを書きましたが、もっと詳しく、多くの情報が書いてあります。非常にオススメです。







