全12カテゴリー。分野別で見る、Webサイトを構築する上でそれぞれ注意すべきポイント

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やはりサイトの存在目的は必ずあります。デザインやシステム的な部分も重要ですが、
その前にもう一度目的を考えなければなと・・・

そう思ったので書いてみました。
色々と皆さん、それぞれに考え方があると思いますが、個人的に注意したいポイントを以下の分野別に書いていきます。

大体サイトとしては

  1. ブログ
  2. 一般企業
  3. Webサービス
  4. IT・プロダクト・ゲーム
  5. オンラインショップ
  6. 教育・学校
  7. 病院・老人ホーム
  8. 飲食
  9. デザイン・ファッション・音楽
  10. 金融・証券・保険
  11. 美容・健康
  12. アダルト
とか、その他色々ありますがこのような感じでしょうか?
※ちょっとカテゴライズが不思議な感じですが、説明しやすくしたい為です。すいません。

これらのサイトはもちろんケースバイケースで設計や装飾などが変わってきますが、
共通する注意点があると思います。

それぞれ、コンバージョンは必要ですよね。
ゴールを必ず決めて構築するべきですので、その点を踏まえ、以下にそれぞれまとめてみます。※KPI、KGI、SEOあたりは無しで
※上記KPI、KGIをフックに続編記事を書きました。
Webサイトの目標=プロジェクトの目標、ではないということ。続:Webサイトを構築する上で注意すべきポイント

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ブログ

ブログについてのコンバージョンは多様すぎて難しいなと常に思っています。
一般的には「他サイトへの誘導」「広告収入」「備忘録」「ブランディング」なんかだと思うんですが、
いずれにせよ、大事な点は「ユニークさ」だと思ってます。

個人でも企業でも、何かしらの色を持っています。
この個性を表現しなければ、絶対に面白く無いです。
個性を出すには色々方法はあります。
文体であったりデザインであったり内容そのものであったり。
人はユニークで、ユーモアのあるストーリーに惹かれるものです。
ブログでは、比較的それが出しやすくなると思います。

アルファブロガー・アワード
今年で最後みたいですねー。ズラッと並んだブロガーさん達。
これが「日本で最も」、というわけでは無いと思いますが、皆さんとっても個性的で面白いブログばかりですよね。




一般企業

業種別は他の部分で説明するとして、
こちらも共通して言えるのは「ユニークさ」
※ブログの項と同じにしてもよかった・・・
法人格として、この企業は何をしているんだ?
どんな理念を持っているんだ?
どんな夢を持っているんだ?
そして社会にどのように影響を与えたいんだ?
これが全てです。
この点を表現せずに存在する理由はあまり無いと思います。
ただし、企業サイトとして存在しつつも販促的要素を取り入れているサイトは別です。
ここで言うのは所謂、ふつーの企業のサイト。

理由はブログと同じく、人が惹かれるのは、こういった点だからです。
あ、でも住所とか連絡先があれば良いとか、その程度の場合ももちろんあるので一概には言えませんが・・・

リコー早わかり
リコーのサイトには、会社を伝える為の特設サイトがあります。わかりやすいです。
企業ウェブ・グランプリ2011で「企業情報・IR部門」でグランプリ。




Webサービス

Webサービスも目的は色々あると思いますが、大体はサービスとしてのビジネスモデル確立と、その収益ですよね。
という事は、いかにユーザーが増えるか、アクティブになるか、これがコンバージョン。

キレイで多機能で使いやすくて・・・
と、一概にこれが良いとは言えないです。

Webサービスは所謂サービスですから。
サイトとしての素晴らしさだけで成功するとは思えません。
この点については色々と手法がありますし、僕が秀でているわけでも無いので書けませんが、
マーケティング、ブランディング、サービスの面白さ、ユニークさ、そして依存性、あと最近だとゲーミフィケーションなんてよく使われますよね。
色んな要素が絡んできます。

大事な点を一つ挙げるとするならば、
先にも書いたとおり
「良いUXをもたらすサイトが必ず良いサービスとは限らない」
TwitterだってFacebookだって、超使いやすい!とは思わないですよね?

Facebook(画面はFacebook Japan)
不思議な機能と隠された機能がゴロゴロある皆大好きFacebook。
ユーザーに全機能を把握させずらくしているのは意図的なんでしょうかね。




プロダクト

うぉ…思ったよりキツイ。既に挫折しそうです…。

この辺りは、専門的かつGEEKな分野だと思ったので、IT機器やらゲームやら、全て一括りで考えます。
それぞれサービスや製品を扱っています。
そして、それらはユーザーが使う事で、所有することで満足を得られる物です。

MBA超かっこいい!ヤッター、とか。新しいモンハンの映像やべー!欲しい!とか。このサービスを使ったら我社の効率が10倍に上がりそうだ!とか。

となると、ユーザーにはこの体験を感じてもらい、共感してもらう事が重要です。
Macなら言わずもがな、そのプロダクトとしての素晴らしさを表現するべきでしょうし、
ゲームならば、その渾心の映像技術やユニークさを魅せるべきです。
そしてWebツールなどのサービスならば、ソリューションとして提案し、それを導入したらどうなるか?
どのようなメリットがあるか?を訴求すべきです。

これは単なる情報や数字の羅列だけで足りません。
目的は問い合わせや資料請求だけでなく、体験を感じられるようなコンテンツ。
ソニーがウォークマンを出した時のように、期待できるエクスペリエンスを訴求するべきです。

AXE (AXE RESEARCH LAB)
いつも面白いコンテンツを提供してくれるAXEさん。勉強になります。
女性の生の声を聞いてもらう、といったコンテンツですが「モテる」という不純(笑)な要素で人を惹きつけていますよね。




オンラインショップ

当たり前ですが「買ってもらう」事が第一。
それ以外の要素は今回スルーします。シカトします。なのでシカト見届けてくd…

オンラインショップも、上記に似ている要素があります。
やはり「買ったらどうなるか?」という点をユーザーに訴求できるかが非常に重要です。
これに加え、何度も書いていますがユニークさの訴求です。

しかし一つだけ違う点は、「アイテムが多数あること」
例えば一つのブランドにしても、大きさや色など、
細かい部分でも大きく別れますし、シリーズが違えば更に印象の違うアイテムが並びます。

これは細分化されている点では上記項目とは大きく違います。

しかし競合との差別化を図らなければいけません。
これは、ブランドに対して1つ、会社に対して1つのショップなら、
それらのブランディングを上記のように訴求すれば良いと思います。
やっかいなのが、多数ブランドを扱うショップ。
これは、上記で言う「Webサービス」に近い観点を持たなければいけません。
なぜならば、「多数のブランドやアイテムをまたいで扱い、購入する事ができるWebサービス」だからです。

この2点で大きく目的は別れるので、注意が必要でしょう。

例えば楽天のショップと、Appleのショップ。見た感じ既に大きく違いますよね。
楽天が後者。Appleが前者。どちらもきちんと目的を果たしています。
オンラインショップの構築は、目的と成果がはっきりしているだけに、けっこうハードル高いですよね。。
※すいません、ここは特に更に深い解析・説明が必要ですが、割愛させて頂きます

Apple Online Store
厳密には別サイト(サブドメ)にしてますが、
公式サイトとの遷移で違和感無く、ナビゲーションもシームレスな感じがしますね。
各製品をコンセプト毎にしっかり伝えている印象です。




教育・学校

以外と難しいのがこの分野。
中立的立場にならなければいけない場合でも、目的は営業要素が強いモノがあります。

また、訪問者によって大きくコンテンツの目的が変わり、
更に研究・開発分野が必要な大学サイトの場合、更に複雑化します。
目的が多数あるサイトの場合、1サイト内で情報を完結させる必要も無いと思います。
運営を考えると、部門や管轄別にサイトを複数持っていても良いと思いますが、
ベースとなるオフィシャルサイトからの誘導は必要です。

ベタなやり方だと、
訪問者ナビゲーション等で、トップページから円滑に誘導できるような案内があると良いと思います。
要するに、注意点としてはターゲットが複数存在する事でしょうか。

早稲田大学
すぐ目に飛び込んでくるのは訪問者別のナビゲーション。
在学生と教職員向けのナビは上部に別で設置してあるんですね。




病院・老人ホーム

学校分野と同様に、中立的なスタンスを表現する必要性がある分野です。
特に老人ホームの場合は営業要素が強く必要だと思います。
病院サイトも同様で、競争率の激しい分野ですので営業的に構築していくことが理想かと思います。
(もちろん「案内するだけで良い」等の場合もありますが)
この分野で必要なポイントは、「地域性」とじゃないでしょうか。
また、特にわかりやすいユーザビリティが必要です。
ターゲットは高齢者が多く、更に「場所」という絶対的な制限が商品(病院・老人ホーム)自体に影響します。
(あまり好きじゃないですがあえてターゲット、商品と呼ばせて頂きました)
とにかくわかりやすいサイト構造。
そして地域性をどれだけ訴求し、ブランド確立できるかどうかが肝かなと思います。

ワタミの介護
紹介はどうかと思ったんですが・・・
基本、文字は大きめで統一。「探しやすく」を特化している印象です。
グローバルナビも、主要なのは2つしかない。




飲食

飲食は一括りするような分野じゃないかなとも思いました。
なぜなら
  • カフェ
  • 居酒屋
  • バー/ビアホール
  • 日本料理/小料理
  • 焼肉
  • 寿司屋
  • フランス料理/イタリア料理
  • 中華
  • ホテルレストラン
  • ウェディング系レストラン
それぞれ、微妙に訴求すべきポイントが違います。
分かりやすい例だとカフェなんかは、最近だと電源・LANの提供がメインだったり、
逆にコーヒーの味だけで勝負していたり、
微妙な違いですが明らかにターゲットが違います。
あえて注意点を挙げるとすると
「飲食サイトだから食べ物・飲み物をメインに」
と、全て決めつけない事かなと思います。
もちろん飲・食の紹介がメインにはなると思いますが、
コンセプトや立地などを訴求し、バランスを変えていく必要があると思います。

TERMINAL
サイトリニューアルしたんですね。ここは、飲食店っていう括りなんでしょうか…。
ミーティングルームというかイベントホールというか。
サイトからは飲食のニオイがしないですが、こういった、訴求するモノの住み分けが重要かなと思います。



BrooklynParlor
このお店のサイトも、飲食の紹介がメインでなく、
何かライフスタイルのようなモノを紹介される感覚です。




デザイン・ファッション・音楽

これは分かりやすいですよね。取り扱うモノがクリエイティブです。
ですのでサイトのデザイン。
あえて言うなら「装飾的演出」そして「クオリティ」が必要不可欠かなと思います。

クリエイティブなモノに対して、
サイトがちっともセンスを感じなければ
ユーザーは共感しないですからね。

そして求める人達は目が肥えている事が共通点です。
なかなかごまかしが効かない印象。

ストレスを与えないような設計でクオリティと演出さを出し、
ユニークなサイトに仕上げる事が重要かなと思います。

AWWWARDS
世界中のサイトを評価し続けているAWWWARDSのサイトですが、
全体の配色も、トーンを合わせて落ち着いて見れますし、機能的なデザインがとっつきやすいです。
掘っていくと結構面白いコンテンツもあります。




金融・証券・保険

一般企業も同じ事が言えますが、とにかく
「信頼・誠実・透明性」
大手企業のオフィシャルサイトなんかもそうですね。
ごまかしのニオイが少しでもするとNGな気がします。

中には企業としてもサイトとしても、
ベターな「信頼性」よりも他の部分を訴求している場合もあります。
これも有りです。製品・ブランドで狙っているモノを表すサイトで良いと思います。

しかし根底にはやはり、上記のキーワードが無ければいけないと思います。

これはサイトの作りに影響があるのですが、
例えば最近言われなくなったアクセシビリティ。
そして、しっかりとした情報を伝える為のバックボーンとして、コンスタンシーが求められます。

今までに挙がったような、「キレイで使いやすく、ブランドを訴求しユニークさを出す」
という事は当たり前にこなし、
一番重要なのは
「きちんとした情報がいつでも、間違い無く見れる」事にあるかと思います。
運営・構築するには一番怖い分野かなと、個人的には思ってます・・・

野村證券
証券会社サイトは本当に膨大な情報量。各ページ内も常に最新の情報にアップデートされています。
独自のコンテンツ等で各社、営業的コンテンツもありますが、
やはりしっかりした情報の提供が基本。




美容・健康

今までとはまた違った部分で、そしてかなりセンシティブに扱わなければいけません。
とにかく
この1点じゃないでしょうか。

もちろん専門家のチェックが必要ですし、
文言等は専門家の赤入れでなんとでもなる・・・
確かにそうなのですが、
設計する上で、非常にやりづらいです。

美容分野などは、ブランディングや、サイトとしての印象が大きく影響しますので、
丁度 、上記で説明した「デザイン・ファッション・音楽」の分野と同様に、
クオリティを高くしなければいけませんが、
そのクオリティを上げる為の設計を行う上で、この薬事法をある程度理解していないと
主となるコンテンツが作りづらいです。

例えば、ダイエット薬だとします。
1粒食べると1キロ痩せる事が証明された凄い商品。
「この薬を1粒飲めば、1キロ痩せます。事例はこちら」というコンテンツをメインにしようとしてもNGです。

なぜなら「食べるだけで痩せる」という文句がNGだからです。
薬事法では、ダイエットは「エネルギーの消費を大きくする」ことが基本の為、過剰な広告表現はできません。

ですので「1粒飲めば、脂肪を燃焼しやすくなります。」 というコンテンツになります。
このページは少しメインとは言いがたいのではないでしょうか?

SUNTORY 黒烏龍茶
効能はしっかり伝えたいが、過剰な表現はNGです。
薬事法的にこのサイトが良いモノなのかはかわかりませんが、
このようにしっかりした内容があると、見る側にとっても安心ですよね。




アダルト

おまけです。

アダルト分野は、世間体などは気にしなくて良いので、やりたい放題やって良いと思います。
なので過剰に案内をします。とにかく過剰。
グレーをひたすら狙います。

分野が分野なので、中途半端にやっていても埋もれるだけでしょう。

ただし、逆に誠実さや機能的に表現する事も、最近では有効ですよね。
TENGAなんて、色んな事を試していて面白いマーケティングしてますよね。

TENGA
18歳未満はアクセス禁止との事なので、画は貼らないですが
エロさはゼロですよね。クール系です。




以上、僕が現時点で考える、
サイト構築時のカテゴリー別注意点でした。